グッズ名 |
用途・効能など |
●乳頭吸引器
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乳頭が陥没乳頭や扁平乳頭の場合、手を使っての乳頭マッサージ(特に圧迫法)と併用して使用すると、より効果があります。
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●ブレストシールド
(乳頭矯正具)
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乳輪部に一定の圧力をかけることによって、乳頭の突出を図るもので、産前用と産後用があります。
【使い方】
1.手指で乳頭突出を試みた後、または常にブレストシールドを装着し、ブラ
ジャー等で固定します。
2.装着はブレストシールドの中央に乳頭が突出する位置に当てます。最初
は1日2〜3時間(不快感などあればもっと短時間で)より開始し、慣れ
てきたら終日装着。
3.ブレストシールドが当たっている部分の皮膚は汗などで湿りやすいの
で、中央に穴をあけたガーゼを皮膚にあて、その上からブレストシールド
を装着させます。
4.ブレストシールドは1日1回石鹸で洗い、清潔にします。
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●乳頭保護器・
ニップルシールド
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乳頭の傷が痛い時や陥没・扁平乳頭のため直接授乳ができない時に使用します。
陥没乳頭や扁平乳頭であったとしても、お手入れや赤ちゃんが一生懸命吸ってくれるうちに、飲みやすい乳頭に変化していきます。赤ちゃんもおっぱいを飲む力が強くなり、上手に吸って飲んでくれるようになります。
なるべく直接授乳で頑張って、あきらめないことが大切です。「上手に飲めないから」と早々に乳頭保護器やニップルシールド、ゴム乳首を使ってしまうと、赤ちゃんは乳頭混乱を起こして、直接おっぱいを吸わなくなるケースもあります。これらは、便利なグッズですが、あくまで最終手段としての使用をお勧めします。
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●じゃがいも・里芋 |
乳腺炎、おっぱいの張りすぎなどのオッパイトラブル時に使用。
【作り方】
1.じゃがいもまたは里芋の皮をむいて摩り下ろします。
2.小麦粉とじゃがいも・里芋の1割程度のおろし生姜を混ぜまて、耳たぶ
程度の硬さにこねます。
3.木綿布やキッチンペーパーに1cmほどの厚さに広げて、患部に湿布し
ます。
4.3〜5時間おきに交換しましょう。
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●キャベツの葉
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乳腺炎、おっぱいの張りすぎなどのオッパイトラブル時に使用。
キャベツの葉をきれいに水洗いして、直接おっぱいにかぶせるように付けます。ブラジャー等で固定します。
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●テルミー |
正式には「イオテルミー温熱療法」と言います。冷温器にテルミー線(お線香)をセットして、テルミー線から出される温熱作用で、様々な機能障害を和らげ、自然治癒力を高めます。熱さや痛み、副作用はありません。
テルミーは、施術をする療術士がいますが、自分で購入して行う事もできます。
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●ごぼうの種 |
乳房全体が硬く、乳腺に詰まりがあるときや乳腺炎を起こしてしまった時、
母乳の出を良くしたい時に。少し苦味がありますが、乳腺を開いてくれる作用があり、おっぱいのトラブルを起こしやすい方にはお勧めです。
薬局、ネットなどで購入できます。
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●馬油
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馬油は肌のかさつきや髪の傷み、ひじやかかとのスキンケアなどに広く使用されています。妊娠線の予防や赤ちゃんのおむつかぶれにも使用できます。ドラッグストアなどで購入できますが、純正馬油を選びましょう。
馬油は、乳首が切れて痛いとき、白斑ができて吸われると痛いときなどに、創傷部に塗ります。上からサランラップを貼っておくと治癒効果がアップします。但し塗布は3日間以内にし、改善がなかったり、悪化する場合は中止し、受診しましょう。
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●葛根湯
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風邪のひき始めや肩こりなどに用いられる漢方薬で、顆粒や細粒、液状などの種類があります。発汗作用と鎮痛作用があり、乳腺炎にも高い効果があるとされています。様々なメーカーがありますので、効能に「乳腺炎」と表記されているものを選びます。
ただし、漢方薬ですので全く副作用がないというわけではありません。用量用法を十分に守って内服しましょう。虚弱体質の方や胃腸の弱い方、汗のかきやすい方には不向きで、循環器系疾患の既往歴がある方や持病のある方は、注意が必要です。主治医にきちんと相談した上で服用しましょう。 |