TOPICS>母乳育児
5.妊娠中のおっぱいの手入れ
4.母乳が分泌されるしくみ
にも書きましたが、母乳は乳腺を生産地として、血液を原料に作られます。そして妊娠17週
頃から少しずつ母乳がにじみでるようになります。
出産後の母乳分泌には、様々なホルモンが関係しているのですが、特にプロラクチン(母乳を作る作用)とオキシトシン
(母乳を圧出する作用)が大きく関与しており、赤ちゃんにおっぱいを吸われることにより、それらの作用が発揮されます。
母乳育児の第一歩は、妊娠中から乳腺への血液循環をよくすること、そして、赤ちゃんが吸い続けることができるおっぱ
い(乳首)にすることなのです。
@おっぱいをしめつけない
乳腺の発達を促すために、ぴったりした下着やブラジャーなどは避けて下さい。おっぱい全体が揺れるようノーブラが一番おススメです。
Aおっぱいへの血行をよくする
ノーブラによって自然におっぱいの揺らしたり、積極的にマッサージなどを行っておっぱいを動かします。そうすることによって、血行が促進されます。
B乳頭をきれいにし、皮膚を強くする
にじみ出てきた母乳をそのままにしておくと、乾燥して乳頭にこびりついてしまいます。これは、母乳の通り道をふさいで感染の原因にもなります。また、皮膚を鍛えておくことで、赤ちゃんの吸啜に耐える強い皮膚をつくる訓練になります。 |
妊娠中のおっぱいのお手入れは、子宮収縮が起きたら一時中止します。また、流産や早産の傾向がある方は、医師や助産師さんと相談しながら慎重に進めましょう。
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妊娠週数 |
おっぱいのお手入れ |
妊娠0〜20週 |
流産を起こさないことが大切なので、特に手入れはいりません。
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妊娠20週〜36週 |
@乳頭の汚れをとります
A乳頭・乳輪部のマッサージ
B乳腺の発達を促すマッサージ(妊娠24週〜 ) |
妊娠36週〜 |
@〜Bに加えて
C基底部マッサージ(@〜Bは最低1日1回は行う)
D乳管開通
E乳頭の皮膚を強くするため、満遍なくこすります
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