TOPICS>母乳育児
6.産後のおっぱいの手入れ
辛く苦しかった出産を終え、いよいよ育児が始まります。
母乳育児を順調に進めるためには、出産直後からのケアがとても大事です。産後のおっぱいとお手入れについて基本
的な事項を紹介します。
母乳栄養の赤ちゃんは、先述した感染症やアレルギーが少ないだけでなく、自力でおっぱいを吸うことで、筋肉のついた豊かなほっぺた、噛む力、言葉を話す力がついてきます。また、抱き上げることにより、手や体の発達も助けると言われています。
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●おっぱいが出るまでは
・出産後30分以内にまずおっぱいを吸わせます。
・その後は最低3時間ごとにはおっぱいを吸わせ、泣いたらその都度吸わせるようにします。
・おっぱいをあげる前に、基底部マッサージ・乳頭マッサージ・乳管開通を行うよう
にしましょう。
●母乳が順調に出るようになったら
・乳腺炎の予防も兼ねておっぱいをあげる前に、基底部マッサージ・乳頭マッサージ・乳管
開通を行い、乳頭や乳輪部のむくみはきちんと除去して、赤ちゃんが吸いやすいよう、そ
してトラブルを起こさないために形を整えます。
・哺乳量が増えたり、離乳食が始まっても授乳間隔は、3時間毎とします。
・離乳食が始まったら、離乳食の量は腹6〜7分目くらいにとどめ、離乳食を食べた後に必
ず授乳します。
●母乳をたくさん出したい場合は
・水分を多くとりましょう。
・肩や胸を温めます。授乳前に60℃くらいのお湯にタオルを浸し、絞って胸に5分く
らい当てておきます。また、シャワーなどで入浴時に肩や胸にお湯をかけます。
・基底部マッサージを励行し、両方のおっぱいを交互に2回ずつ飲ませましょう。
・頻回におっぱいを吸わせるか、授乳後におっぱいを搾るようにします。
●母乳の出を抑えたい場合は
・水分を控えます。
・パンパンに張っているときは、軽く搾っておっぱいを冷やします。凍ったコールド
パックなど冷たすぎるものは、その時おっぱいは楽ですが、張り返しがくることも
あります。冷蔵庫で冷やしたコールドパックやキャベツの葉っぱ、擂ったじゃがい
もなどを使う方がよいです。
・両方のおっぱいを均等に吸わせ、多少飲み残しがあっても苦痛がなければ搾乳しな
いようにします。
・食事のカロリーを抑えます。
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