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7.実際のおっぱいの手入れ方法
このページでは、実際のおっぱいのお手入れ方法について紹介します。妊娠中から出産後まで長い間行うお手入れになります。是非参考にしてみて下さい。
おっぱいの手入れは、手をきれいに洗ってから行います。妊娠36週までは、おなかが張りやすい時はやめ、流早産傾向がある人は、医師・助産師さんと相談しながら行いましょう。
@乳頭の汚れをとる方法(妊娠20週〜
)
A乳頭・乳輪部のマッサージの方法(妊娠20週〜
)
B乳腺の発達を促すマッサージの方法(妊娠24週〜
)
C基底部マッサージ(SMC式)の方法(妊娠36週〜 )
D乳管開通法(妊娠36週〜
) | |
入浴時、乳頭・乳房を指の腹を使って丁寧に洗い、水分をよくふき取って乾燥させます。
汚れのひどい時は、オリーブオイルを使って汚れをとります。オリーブオイルをカット綿にとり、乳頭に貼付。その後オイルが下着につかないようにラップで覆い、5〜10分後、浮かび上がった汚れをカット綿で拭き取り、お湯で拭きます。汚れが残った場合は、毎日これを行います。決して汚れを無理に取り除こうとはしないで下さいね。
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乳房と反対側の手のひらを使います。
乳房の下から、手のひらを使って乳房をゆっくり押し上げる
ようにします。10回ほど行います。
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乳房の外側(肩側)から内側に向かって、円を描くようにマ
ッサージをします。10回ほど行います。
マッサージは乳頭を避けてマッサージを行いましょう。 |
C基底部マッサージ(SMC式)の方法(妊娠36週〜)
乳房基底部マッサージは、自己乳房管理法(SMC式)・桶谷式乳房マッサージ・藤森式乳房マッサージなどがありますが、手技が簡単で、乳腺に負担がかかりにくい自己乳房管理法(SMC式)を紹介します。 |
第T操作
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マッサージする乳房を反対側の手でボールをつかむ
ように乳房に当てます。
次に反対側の肘を真横に突き出し、親指のつけ根を
乳房の保護した指の外側に当て、乳房のつけ根を押し
上げるようにして肘を上下に動かします。
これを3回繰り返します。 |
第U操作
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指を揃えて小指側を乳房の外側下方の周辺部に当て、
乳房を保護します。
同側の肘を真横に突き出し、指先が下を向くように
まわして手首を屈曲させます。保護した手の外側に小
指球を当て、肘を上下に動かし、乳房のつけ根を斜め
上へ押し上げるようにします。
これを3回繰り返します。
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第V操作
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指を揃えて小指側を乳房の下縁周辺部に当て、下か
ら保護します。
同側の肘を真横に突き出し、手首を曲げずに乳房を
保護した手の下に当て、肘を中心に乳房のつけ根をす
くい上げるようにします。
これを3回繰り返します。
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乳管は母乳の通り道になりますが、母乳やそれに付いているゴミなどによって、この通り道が閉じてしまうことが多いのです。妊娠中そのままの状態にしておくと、出産後せっかく作られた母乳がうまく外に出てこれず、おっぱいの張りすぎや乳腺炎など、様々なトラブルを起こす危険があります。
これを防ぐために、出産前から母乳の通り道を作っておく作業が乳管開通法になります。
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1.乳輪と乳頭の境界線に沿って乳房と反対側の手の親指・
人差し指・中指(以下、3指とします)で乳管部を強く押し
ます
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2.乳管部を押した3指の指を、中で合わせるようにしてつま
みます。 |
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3.3指の腹で乳頭を縦につまんだまま乳頭の開口部に向かっ
て指をすり合わせ、引き伸ばすようにしながら指を離しま
す。 |
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4.乳管部を3指で乳頭に対して直角になるようにして持ちま
す。
3指の腹で乳頭をこよりをよるようにして少しずつ力を加
えていき、繰り返しもみます。
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自宅でじっくり選んで注文。
育児中ママさんに便利♪
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