TOPICS>母乳育児
9.搾乳と搾乳器の使用について
母乳育児を行うにあたり、母乳を直接赤ちゃんに吸ってもらうことが一番良いことですが、赤ちゃんの健康上の問題で
直接授乳できないときやおっぱいにトラブルがあるとき、おっぱいが張りすぎているときなど、搾乳が必要となることもあ
ります。
慣れるまでは、指が疲れたり、肩や首が凝ったりと大変な作業ですが、正しい搾乳を行って、母乳育児が継続できる
ようにしましょう。
理由を後述しますが、搾乳はできるだけ手で行います。
手が疲れる場合は、指に力を入れすぎていることが多いので、力を入れないように注意し、肩の力を抜いてリラックスできる姿勢で行いましょう。
1.搾り手と反対の手で哺乳瓶を持ち、搾乳した乳汁を受けます。
2.乳輪マッサージのように、乳管洞(乳輪の外縁付近)の部分に親指と人差し指、中指を添えます(親指と人差し指だ
けでもOKです)。
3.その3指でいったん、自分の体の方に向っておっぱいを押します(軽く圧を加える)。
4.3指を合わせるようにして、おっぱいに軽く圧を加えるようにして搾乳します。力は入れず、リズミカルに搾乳しましょ
う。
搾乳器を使用すると、おっぱいが膨大し、乳頭が大きくなり、乳口も大きくなるため、乳汁は出やすくなります。
でも、搾乳器で無理やり吸引されることによって、おっぱいの中の組織が傷つけられたり、吸引部の下側にある「乳管膨大部」というところを膨脹させ、腫瘤のある状態になってしまいます。しかも、乳頭が大きくなり、肥厚させてしまうことによって、乳管が狭くなり、赤ちゃんが飲みにくかったり、乳腺炎を起こしやすい状態にしてしまいます。
このような理由から、母乳育児のためには搾乳器の使用は勧められていません。
指のケガや体調の悪化によって、どうしても手搾りができない場合もあるかと思います。やむを得ず搾乳器を使用する場合は、吸引圧を強くせず、搾乳の前後に必ず手搾りを行うようにします。
を後述しますが、搾乳はできるだけ手で行います。
手が疲れる場合は、指に力を入れすぎていることが多いので、力を入れないように注意し、肩の力を抜いてリラックスできる姿勢で行いましょう。
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